第11回 黒のクレール [大貫妙子]
今日は久しぶりに昔の仲間と飲みに行きました。話をしていると、ずっと忘れていた出来事や人の記憶について、記憶の蓋がパカっと開く感覚を呼び起こされます。
音楽もまた、ボクにとってのタイムリープ装置みたいな存在です。
Taeko Ohnuki (大貫妙子) - 黒のクレール (1981) single - YouTube
「黒のクレール」大貫妙子
1981年10月21日リリース
作詞作曲 大貫妙子
編曲 坂本龍一
さて、とりあえずブログを書く練習がてら、寂ソングを立て続けに紹介してきましたが、そろそろ違うジャンルからも名曲をピックアップしていこうかなと思います。
第10回 不自然な君が好き [C-C-B]
仕事中に入った訃報を受けて、今回はこの曲を。
12月14日、C-C-Bのドラム、ヴォーカルを担当していた笠浩二さんが60歳で亡くなりました。
80年代に思春期を過ごした人間にとって、彼の澄んだハイトーンボイスは青春の象徴と言っていいでしょう。
メガネとピンク色の髪の毛でドラムを叩いていたあの人、といえばすぐわかるキャラクターも印象的です。
彼がメイン・ヴォーカルをとった「Romanticが止まらない」より、この「不自然な君が好き」。これが一番好きなのです。
筒美京平の曲ではなく、C-C-B初のオリジナル曲だったと思います。
作曲した関口誠人が気怠い色気を感じさせるAメロを歌い、サビで笠さんにバトンタッチした瞬間の透明感!
元々笠さんはメインボーカルではなかったのですが、その個性的な声を気に入った筒美京平が彼に歌わせるようになり、ヒットしたのが「Romanticが〜」です。
関口、笠に加えてリーダーの渡辺英樹の三人が歌えたので、ヴォーカルパートを楽しめるのも彼らの魅力。
「Romanticが止まらない」の一発屋ではないと知っていただけたらいいなあ。
「不自然な君が好き」
1986年8月27日リリース
作詞 松本隆
作曲 関口誠人
第9回 オンリー・ロンリー [チャゲ&飛鳥]
チャゲアスと言えば、カラオケで150回以上「ひとり咲き」を歌いこんでいるボクですが、聴く方で一番好きなのはこれかも。
CHAGE and ASKA - オンリー・ロンリー - YouTube
1985年2月25日リリース
作詞作曲 飛鳥涼
編曲 平野孝幸
この曲の良さがわかったのはだいぶ歳を取ってからですが、歌詞もいいですね。
チャゲアスについては、またお気に入りの曲を紹介していこうと思います。
第8回 帰れない二人 [井上陽水]
ブログを始めて1週間経ちましたが当然の如く全然アクセスはありません。
ただ、なんのプレッシャーもなく好きなようにできるこの状態が一番気楽なのかもしれません。
とにかくしばらくは自己紹介のつもりで、好きな曲を毎日一曲ご紹介していきます。
今日は、こんな曲をお届けします。
1973年9月21日リリース
唄 井上陽水
売れなかった時期に忌野清志郎が陽水に聴かせた「指輪をはめたい」という曲に、「いい曲だけどこれじゃ売れない」と、二人で手を加えて作った共作です。
なんという感動的なメロディ。星空が街を包み、そこには二人しかいないような静かで優しい世界が現れます。
この曲に身を浸すと、心の中に星空がひろがってきませんか?
第7回 海岸通[風]
第6回 ベルベット・イースター [荒井由実]
「毎日毎日、景気の悪い曲ばかり選びやがって、このメロウ野郎!」
などとなじられそうなので、ご説明を。
好きな音楽のジャンルについて聞かれたら皆さんどう答えていますか?
ロック?クラシック?!カンツォーネ?
ボクはやっぱり寂ソングです。
マイケルでもジャネットでもなく、寂ソング。
つまり寂しい曲です。こういう曲をウォークマンでパワープレイしている、別名DJ寂ソンです。
ボクは晴天より夕方の薄雲った空がたまらなく好きで、昼でも夕方でもない、季節で言えば、秋から冬または冬から春の変わり目のグラデーションのような雰囲気のある曲が大好物どす。
今後、ブログの節々に寂ソングという言葉が出てきますが、今日はこの説明から入らせていただきました。
さて、今日の1曲はユーミンのファーストアルバム「ひこうき雲」から。
ベルベット・イースター (2022 mix) - YouTube
1973年11月20日リリース
作詞、作曲 荒井由実